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備える

長期に渡ってデータを更新し続ける単語帳が一瞬の事故で全て失われてしまうような目には遭いたくないものです。バックアップを取る、削除や更新を繰り返して肥大化した単語帳を時々整理する、など、日々の備えは大切です。

バックアップを取る

タンゴレンには手軽にバックアップファイルを作る機能があります。「ファイル(F)」メニューの「単語帳をバックアップ...(B)」がそれです。デフォルトではバックアップファイルは対象の単語帳ファイルの存在するフォルダの「backup」という名前のフォルダに(無ければフォルダを作って)、所定の名前で作成されます。
バックアップファイル自体は元のファイルの単なるコピーです。それ自体単語帳としても使えますが、紛らわしいですしバックアップとしての意味が薄れてしまいますので、あまりそういうことはしない方がよいと思います。

バックアップファイルの名前

バックアップファイルは複数の世代にそれぞれ番号を付けて作成され、一定世代分だけを保存して、古いものは自動的に削除されていきます。そのため、ファイル名の付け方が少し個性的です。どういうことかというと、一番新しいバックアップが常に“bk01”という名前を持ち、その一代前は“bk02”、二代前は“bk03”という風に、古くなるほど番号が大きくなるということです。(最新のバックアップを作る前には“bk01”だったファイルが、最新のバックアップが作られた後には“bk02”になります。“bk02”だったファイルは“bk03”になります。保存する世代数はデフォルトで三代までとなっており、“bk03”だったファイルは“bk04”にはならずに消去されます。)

英単語練習帳」という単語帳であれば、一番新しいバックアップファイルから順に、

という名前になります。

バックアップの場所

バックアップファイルを置いておく場所については、考えた方がよいかも知れません。デフォルトの場所は単語帳名の重複がある場合を想定しています。異なる場所にある単語帳を一つのフォルダに集めてバックアップを作ると、内容が異なる同じ名前の単語帳があった場合に、どれがどれのバックアップファイルなのか分からなくなってしまうためです。

そのような虞が無い場合で、バックアップファイルを置いておくのに相応しい場所が別にある場合は、そちらを指定した方がよいでしょう。バックアップを作る場所を変更するためのパラメータ設定については、ユーザーマニュアル「パラメータ設定ダイアログ画面」のページか、又は、「ファイル(F)」メニューのページを参照して下さい。

リストアする

誤操作もしくはプログラムのエラーで不幸にして使っている単語帳ファイルが壊れてしまった場合、単語帳自体は読み込める状態であれば、「ファイル(F)」メニューの「バックアップからリストア」コマンドを使うことでバックアップの時点まで戻すことが出来ます。しかしながら、単語帳ファイルが無くなってしまった、又は単語帳ファイルを読み込むことが出来ない場合は、エクスプローラーを使うなどして人手でファイルをコピーして復旧することになります。

バックアップファイルそれ自体は単語帳ファイルなので、コピーして“.bk01”の部分を取り除けば元の単語帳と同じように使えます。

復旧作業が必要になった時にタンゴレンのプログラムが使えるかどうかは分からないので、日頃からバックアップファイルがどこに作られているかは意識しておいた方がよいでしょう。

コンパクションする

タンゴレンは削除データや編集される前のデータは捨てません。これはアンドゥや削除データ復活のためには必要なことですが、長期間に渡って単語帳を編集し続けていると、もう復活する必要のないゴミデータが溜まっていくことも意味します。

どのくらいの時期にコンパクションしたら良いかというのは使い方によります。ゴミデータが溜まっていたとしても動作が遅くなるとか不安定になるとかいうことは無いはずですけれども、単語帳データ自体にはファイル全体で約4GB以内までしか取り扱えないという制約があります。タンゴレンの普通の使い方でそのような巨大なデータを取り扱うことは無いはずですが、理論的には、コンパクションすることなく編集や削除を繰り返していれば、いつかはその上限に達することになります。上限を超えたら具体的にどうなるかは試していないので分かりませんが、まともに動かなくなることは間違いありません。いや、あくまで理論的にはですけれども。

そういう訳であまり神経質になる必要は無いのですが、無駄に大きなファイルに場所を取るのもよくありませんし、適宜コンパクションを行なってファイルをスリムにするのは良いことだと思います。

CSVファイルに出力しておく

本来バックアップとは別の目的を持った機能ですが、CSVファイルに単語帳データを出力しておくと、バックアップも兼ねることが出来ると思います。CSVデータファイルは一覧表としても使えます。

出力されたCVSファイルをMS-Excelで読めるようにするには下記の三つの方法があります。

MS-Excel、或いはそれ以外のアプリで内容を編集した後でそれらのアプリによって出力された単語帳CSVファイルは、CSVの出力の仕様はアプリによって微妙に違っていることがあるため、全てのデータを正常に読み込めるとは限りません。悪しからずご了承下さい。

タンゴレンが出力するCSVファイルの一行目は単なる見出しではなく、読込み時にはファイルの識別や文字コードの判定に用いられています。一行目の内容を変更するとタンゴレンではファイルを全く読めなくなりますのでご注意下さい。

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